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高校入試シリーズ(5)部活動と勉強の両立について
2019.05.18
現在、ほとんどの中学生は何かの部活動に入っています。私も中学、高校と野球部でした。教師時代も野球部の顧問として部活動にも熱心に取り組んでいました。

香川県で優勝し、四国大会まで行ったこともあるのです。四国大会では明徳中学に負けてしまいましたが、プロ野球選手も出しました。

6月の総体前には朝6時から生徒たちを集め、練習したものです。勝つためには練習しかない、当時からそのような考えでいました。

今も同じです。成績を上げるには勉強するしかないという考えでいます。子ども達は楽に成績が上がる方法はないのですかとよく聞いてきます。

楽して何かを達成しようと思ったら絶対にだめだよ。勝ちたいのなら人よりも努力するということを学んで欲しいとよく話したものです。

猛練習にもかかわらず、3年間野球をやり遂げて、高松高校、高松一高に合格した生徒さんなど数多くいます。部活動と勉強の両立は十分に可能なのです。

問題は時間の使い方です。それを子ども達にきちんと教えることが大切です。今なら午後7時に家に帰ったとしても午前0時まで5時間あります。

この5時間の使い方がとても大切なのです。無駄な時間を過ごさせたり、無駄な学習をさせてはいけません。

香川県公立高校の入学試験では、それほど難解な問題は出ません。部活動を一生懸命に頑張っても、志望校には合格できると思っています。

部活動を頑張っている中学生の皆さん、どうかやめないで最後の大会まで続けてください。勉強だけでは得られない素晴らしいものをあなた方は得られたはずです。

個別学習塾によく、個別指導は時間に束縛されず来れる時間に勉強できる、授業の振り替えも自由にできるということを書いているのを目にします。

部活動で時間を取られる生徒さんには魅力的な言葉のように思われがちですが、私はそのような考えでは成績は上がることはないと思います。

個別指導だけではぬるいのです。せっかく部活動で厳しい世界を学んできているわけですから、勉強も厳しい世界に身を置いてください。

来たい時に来て勉強するのではなくて、自分で時間を意識して作って勉強しに来るのです。成績はぜんぜん変わってきます。

部活動をしているから勉強ができないなどと考えた時点であなたはすでに負けています。頭の切り替えをさせ、部活動から受験モードへと変えていかせることが大切です。

部活動を3年間頑張った生徒さんは特に夏期講習がすごく重要です。夏期講習を有意義に過ごせた生徒さんとそうでない生徒さんとでは2学期からの成績はかなり差がついてきます。部活動で学んだ集中力というものがあります。

それを生かして夏休みで一気に変わってください。9月の診断からは点数を落とせないです。部活動をして時間が取れないから、個別学習塾に行くというのは考え方が短絡すぎます。そういうような考え方では成績は上がりません。

お会いできれば、いろいろとアドバイスもできるかと思います。




 

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