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大学入試シリ-ズ(3)知っておくべき大学入試の基礎知識
2019.05.25
私は、20年間、中学校の教師をしていましたが、その後7年間、高校生を担当いたしました。高校3年生を担任した経験もございます。

高校入試とは違い、大学入試はかなり複雑で、初めて高3を担任した時は現行の大学入試についてかなりの知識を得るために勉強したものです。

先週、あるお店に入った時、いきなり先生と声をかけられました。私が高3の時担任したUくんでした。

Uくんは、大学を卒業して、そのお店に就職したようです。Uくんに、大学入試はたいへんでしたが、先生が担任で本当に楽しかったです。と言ってもらいました。今もそのお店、スタッフを連れてときどき行っています。

さて、大学入試と聞いて、ほとんどの高校生がセンタ-試験を思い浮かべると思います。よくセンタ-試験と言っていますが、正式には、大学入試センタ-試験と呼ばれています。

毎年、1月中旬におこなわれ、50万人以上が受験する日本最大の試験なのです。国立大学受験者は、センタ-試験を受験しなければいけません。

私立大学もほとんどがセンタ-利用方式を設定していますので、高校生にとってセンタ-試験対策は必ずおこなわなければい1がつにけません。

このセンタ-試験ですが、2020年1月が最後になります。翌年からは大学入試共通テストが実施されます。センタ-試験はマ−クシ−トの問題でした。

採点は楽ですが、一番の問題点はまぐれ当たりがあるということです。共通テストでは、国語、数学で3問程度記述問題が出題されます。

また、英語は検定試験の結果も利用することができますので、英語検定試験の重要性がますます高くなってくると思います。

共通テストにつきましては来年度また述べさせていただくことにして、今は現行の大学入試について述べさせていただきたいと思います。

10月あたりに各高校でセンタ-試験受験希望者の願書を大学入試センタ-へと送られます。センタ-試験は各大学に送られるものではありません。

1月に実施されますが、得点が公表されるのが4月頃ですから、受験生がすべきことは自己採点です。

この自己採点の点数を見て、前期試験をどこの大学に出すか決めなければいけません。思うように点数が取れていなければ、自分が行きたかった大学を変えていかなければいけません。

この期間が1週間から10日ですから、そんなにゆっくりと考えている時間はないです。国立大学の2次試験は前期、中期、後期とありますが、第1志望の大学は前期試験で受けなければいけません。

前期試験で大阪大学を2名受験しましたが、私の予想を裏切り結果は厳しいものになりました。

しかし彼らは諦めることなく後期試験を受験し、見事、広島大学、千葉大学に合格しました。香川大学は全員が前期試験で合格しました。

とてもよい結果だったと思います。国立大学の合否はセンタ-試験の点数と前期試験の点数を合わせた点数で合否が決まります。

私立大学ですが、センタ-利用で受験できます。私立大学一般入試は1月下旬から2月中旬です。

文系は英語、国語、地歴公民、数学から3教科、理系は英語、数学、理科の3教科です。私立大学は、指定校推薦、学校推薦、AO入試とかもあります。

国立大学に進学するのか、教科を絞って勉強し、私立大学に進学するのか皆さんは決めていかなければいけません。

理系の生徒さんは大学院までほとんどの生徒さんが進学しますから、6年です。偏差値ですが、香川大学、県立医療大学ならば60以上、医学部は75以上必要です。

関西私立の雄である関関同立は63以上は必要です。偏差値60以上取るには相当な勉強が必要です。学校だけの勉強ではほぼ不可能な数字だと思います。

これからは勉強方法についても書きたいと思います。




 

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